【兵庫県西宮市】灘の生一本！悦蔵/白鷹を造る、白鷹さんへ行ってきました！

銘柄「悦蔵/白鷹」を造る白鷹さんに行ってきました(^^)/ 白鷹さんは、灘酒が全盛の時から自社の醸造所のお酒だけを瓶に詰める「灘の生一本(なだのきいっぽん)」で有名な蔵元さんです(^^♪

悦蔵ブランドは2019年に誕生し、阪神地区7件の酒屋での取り扱いでスタート。関東で展開する数店を選ぶ際「１店はぜひ若松屋さんにお願いしたい」と言って頂き、2020年にお取り扱いをさせて頂きました(^^♪コロナ禍でなかなか蔵に訪問できておらず、今回お伺いをすることができました！

灘の酒蔵は東西に５地域に分かれた灘五郷と呼ばれる地域にあり、白鷹さんはその中で東から２番目、西宮郷（にしのみやごう）に位置します。この日は阪神電車の西宮駅から歩いて蔵に向かいました(^^)/

蔵に到着すると大きな石碑がお出迎えです(^^♪ 蔵の方にお時間を頂き、施設をご案内して頂きましたm(_ _)m

早速蔵の入口へ！蔵は上層階に原料の米を持ち上げ、仕込みの工程順に、下層階に降りてくる建屋になっています。

そのため、入り口をくぐると、造りの最終工程、醪（もろみ）を搾り、清酒と酒粕に分ける槽場（ふなば）が広がります(*’▽’)

そしてその向かいには、伊勢神宮に納める御料酒（ごりょうしゅ）が酒庫に保管されています!(^^)!

搾ったお酒は貯蔵を経て瓶詰出荷へ。出荷作業は忙しそうでした(^^♪

続いて蔵の向かいにある白鷹禄水苑（はくたかろくすいえん）へ。ショップやホールに加え、灘や白鷹の歴史がわかる展示室がたくさんあります(^^♪

最初は白鷹集古館（はくたかしゅうこかん）へ。こちらは入場無料、予約なしでも入ることができるそうです！

大きな滑車に吊るされた天秤棒。お酒を搾るのに使っていたそうです!(^^)!

白鷹さんといえば、全国で唯一、伊勢神宮の御料酒としても有名です。御料酒(ごりょうしゅ)とは、毎日朝晩、伊勢神宮で神様の食事と共にお供えされるお酒のこと。1924年から始まり、戦後の混乱期なども途切れず続き、来年には100年を迎えるそうです(^^♪

お供えは、日別朝夕大御饌祭(ひごとあさゆうおおみけさい)と呼ばれ、下の写真のように並べられるそうです(^^)/

江戸時代の灘の酒といえば、圧巻なのは樽回船！樽回船(たるかいせん)とは、灘の酒を江戸に送っていた酒専用の輸送船のこと。昔は他の荷物と一緒に輸送していたそうですが、酒は重く船の下に積んでいたため、嵐などで船荷を捨てる際に他の荷が捨てられ不公平とのことから、酒専用の輸送船「樽回船」が誕生したそうです(*’▽’)

樽回船の目的地である江戸、新川については以前書いた新川大神宮のブログもご覧ください(^^)/

日本酒のテロワールのといえば、山田錦で始まった村米制度！村米制度(むらまいせいど)は、フランスワインのボルドー、ブルゴーニュのように、その地域（土地）で最高の酒米を造り、ブランド米として育てる取り組みです。この村米制度の先駆けとなる取り組みを始めたのも初代悦蔵さんだったとのことです(^^)/

続いて、ショップやホール、暮らしの展示室をご案内頂きました(*’▽’) 色々な方の想いと共に、生活があり、蔵が続いてきたことがわかります(*^▽^*)

そして灘といえば宮水(みやみず)！蔵の近くにある取水地にも連れて行って頂きました!(^^)! 元々は「西宮の水(にしのみやのみず)」と呼ばれていたそうですが、略して宮水(みやみず)と呼ばれるようになったそうです(^^♪

宮水(みやみず)は、３つの異なる水脈の水が、海に流れ込む直前で混じり合う、この場所でしか汲み上げられない奇跡の水。一つの敷地内に、灘の色々な蔵の井戸があります(^^)/

高度が高く、リン含有量が高く、鉄分が少ないのが特徴で、酒造りに向くのはもちろん、灘の辛口酒の味わいを形成する重要な要素になっています。地下3,4mと、かなり浅い場所から汲み上げられるため、水質汚染が無いよう、自治体、地域の企業などと一緒に、大切に守られているそうです(^^♪

取水地は立ち入り禁止ですが、観光の方向けに、酒造りの説明なども用意されていました(^^♪

白鷹さんの酒造りといえば、特A山田錦、生酛造り、宮水、の３つ！この特徴をしっかりと勉強させて頂きました(^^♪

この特徴から導き出される「味わいの濃い旨さ」は、常温、燗で飲むのに最適な味わい(^^♪ ぜひ灘の歴史を想いながらお楽しみ頂けましたら幸いです(^^)/

酒蔵情報

会社名	白鷹株式会社（はくたかかぶしきがいしゃ）
創立	1862年
代表取締役	澤田朗
所在地	兵庫県西宮市浜町1-1
TEL	0798-33- 0001
FAX	0798-36-6356
HP	https://hakutaka.jp/