日本酒、焼酎を、多くの人に楽しんでほしい。
日本独自の文化である「酒」を、もっと身近な存在にしたい。

そんな想いで日々営業をしています。

日本の素晴らしい文化である「酒」。その酒を生み出す、米や芋を育てる農家さん、真摯に酒を造る蔵の皆さん、流通業者さん、それを応援する地元の人たち。そんな1本の酒に関わった人たちの想いを、お酒と一緒にお届けする酒屋でありたいと思います。

もちろん、お酒を最も良い状態で楽しんで頂けるよう、正規流通品のみを、徹底した品質管理を行って販売させて頂きます。

一方で少し目線を上げると、アルコール飲料全体における日本酒のシェアは約5.0%、本格焼酎も約5.6%。単純な飲量での計算で強引ではありますが、それぞれお酒を飲む人の100人に5人ほどにしか楽しんで頂けていない計算になります。(※国税庁 令和2年3月 酒のしおり「図5 酒類課税移出数量の推移」のH30年データより計算)

これは日本酒、焼酎に苦手意識を感じている方が多いからだと考えています。「日本」を冠する酒、「国酒」でありながら、同じ日本の食文化である、寿司、和食、蕎麦、和菓子などと比べ、苦手意識を持つ人が多く、好きな人よりも、苦手と感じる人の方が多いのが、日本酒、焼酎の現状ではないかと思います。

酒屋は酒文化の継承者の一人であり、飲み手にとっては一番身近な存在。この苦手意識を取り除くことは、若松屋酒店をはじめ、全国にある地酒専門店の存在意義だと考えています。日本酒や焼酎も、寿司や和食と同じように、多くの人に楽しんで欲しい。日本の文化として、歌舞伎や相撲のようにワクワクと楽しみ、誇りに感じて欲しい。伝統工芸品や書家の作品のように、作品としてその息遣いを感じて欲しい。そんなことを考えながら、高島平から発信をしていきます。

単純に造り手の意思や想い、ストーリーを伝えるだけなら、酒屋でなくても、AIや広告代理店でももっと上手くできます。酒屋は単なる流通拠点ではなく、1杯のお酒がもっと美味しくなるように魔法をかけることができる唯一の場所。若松屋酒店は、人間らしい温かみのある言葉を添えて、目の前のお客様一人一人に、大切な酒をお届けさせて頂きます。

旅先で楽しむ土地土地の食事のように「同じ銘柄の酒でも、若松屋で買った酒はもっとおいしく感じる。」そう言って頂けることが私たちの理想です。

経営理念

日本の酒を通じて、お客様に豊かで文化的な時間、楽しみを提供します。

行動指針

◆ 日本の酒文化継承の一員として、単なる参加者ではなく、自ら考え、業界発展に寄与します。
◆ 日本の酒のプロフェッショナルとして、継続的なインプットを行い、常に高い専門性を有します。
◆ 日本の酒の流通者として、適切な品質管理、適正価格販売、情報提供を行います。
◆ 一番身近なエンターテインメント施設(店舗)として、ワクワクする店造りに励みます。
◆ 健全な社会の一員として、社員が安心、安全に楽しく働けるよう、常に改善を心がけます。


≪三代目雑記≫
2020年、新型コロナウイルスが猛威を振るった年に「食べて応援!、飲んで応援!」という言葉をよく聞きました。
1本のお酒の代金は消費の対価ですが、同時に、同じ時代に生きる「人」への応援、支援、そして自分たちの生活への好循環にもなりえます。

日本酒や焼酎は、大半の原料が日本国内で製造されます。日本で米や芋を育て、日本で酒を造り、世界中の人に飲まれます。
お酒が飲まれるまでには、自分と同じ日本で生活をするリアルな「人」がたくさん関わります。

日本の酒が循環すれば、それだけ日本全国の「人」「地域」への応援、支援が増えることになります。言い方を変えると、日本の酒は(国内消費では)国内で利益を生み続ける、という側面もあります。

例)[居酒屋で飲む1杯の日本酒]から利益を得る人
 ・農家さん、農家で働く皆さん
 ・農家さんの関係業者さん
 ・米の卸業者、業界団体、精米業者さん
  (農家と蔵の直接取引の場合は除く)
 ・酒蔵、酒蔵で働く皆さん
 ・酒蔵の関係業者さん
 ・国(酒税として)
 ・セールスプロモーションに関わる皆さん
 ・地酒の卸業者さん
  (蔵と酒屋の直接取引の場合は除く)
 ・物流業者さん
 ・酒販店、酒販店で働く皆さん
 ・飲食店、飲食店で働く皆さん、
 ・国、地方自治体(各取引の税金として)

1杯の日本の酒は、国内の関係者への応援、支援になり、さらには農家や酒蔵がある地方経済の活性化、そして、国や地方への税金や、形を変えた消費や投資として、自分たちの生活へも循環されていきます。(輸入酒の場合は、関税など含め、海外への投資(自分たちへの循環は少ない)ということになるかと思います。)

酒屋が一生懸命取り組むことで、造り手、飲み手、両方の「人」に喜んでもらえるというのが、酒屋という仕事のやりがいだと感じています。たかが酒屋、されど酒屋、この日本の酒の循環を活性化させる存在の一人になれるよう、頑張ってまいります。