05. 酸度(さんど)

酸度は、清酒に含まれている有機酸の程度を表す数字。有機酸はリンゴ酸、乳酸、コハク酸、クエン酸を筆頭に、かなり多くの種類があります。清酒が腐ると、乳酸と酢酸が増えます。酸は味のバランスと大きな関係があり、同じ日本酒度の酒でも、酸度が高ければ味が濃く、辛口の味わいとなります。逆に酸が少ないと甘口に感ずる傾向にあります。酸は、酒米の精白度や清酒の発酵と深く関係があり、酵母の種類、発酵温度によっても、差が出て来ます。普通は1.2から1.8の間です。

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