久保田 萬寿 自社酵母仕込、今年も発売!!
昨年大好評だった、最高級の久保田。
久保田 萬寿 自社酵母仕込が、今年も発売になりました!!
気軽に買える価格ではないですが、、、
何気ない1日を、特別な1日に変えたい気分の日、
大切な方への心を込めた贈り物、にお勧めです(^^♪
①最高の状態に育てた新潟県越路産の五百万石を
②お米の形のまま40%まで精米(原型精米)し、
③蔵の長年の経験を詰め込んだ自社酵母で、熟年の経験を用いて醸しました。
【新潟 久保田 萬寿 自社酵母仕込 純米大吟醸】
穏やかで品のある吟醸香。
やや強めのお米の綺麗な甘味と少しの酸味。
すっきりと薄く続く余韻。
四合 10,000円(税込11,000円)
店内の桜も満開になりました(^^)
おいしいお酒でおうち花見をお楽しみください(^^)/
昨年書いた、長文のテイスティングコメントも再掲させて頂きますm(__)m
最も印象的なのは「香り」でした。
今は酵母の研究が進み、様々な香りのお酒が造られるようになりました。ただ、その前の時代、吟醸香(ぎんじょうか、ぎんじょうこう)は、吟醸造りと呼ばれる、長期低温発酵で造られるお酒のみ纏うことができる香りでした。
当時子供だった私は、父が飲むお酒に鼻を近づけ、上立つ香りから、繊細な吟醸香の有無を探していたのを思い出します。そんな時代、もっとも「最高の吟醸香」とは、このお酒が放つ吟醸香だったと記憶しています。
吟醸造りの初期から続く、少しノスタルジックな、穏やかで気品のある香りです。
次に「味わい」ですが、良い意味で期待を裏切られます。
穏やかな吟醸香から、綺麗なお米の甘味に繋がるのですが、想像以上に濃いしっかりとした味わいです。まずは厚めの甘み、そして旨みが、嫌みなく主張を続けます。全体的に強めの酸味があり、その効果で、香りとは対照的なモダンな味わいに感じます。
どなたに聞いたか忘れてしまいましたが、「すごい、格別、さすが、やはり」という感想は、何かと比較して起きるものと聞きました。ポケベルからPHSへ、PHSから携帯へ、携帯からスマホへ、この感動が続き、進化してきました。
明確に良し悪しがあるものではなく、また好みにもよりますが、「久保田も進化している」、そう感じる味わいだと思います。
最後に「余韻」です。
新潟、久保田、といえば、シャープで引き締まったキレの良さが特徴です。このお酒も例に漏れず、濃い味わいを綺麗な余韻で楽しませてくれます。
ただ一方で、そこに確かに存在していたものが、時間が、急に途切れたような、儚さも感じます。子供の時、仲の良い友達が急に転校してしまったような、恋人と別々の家に帰った夜のような、最近では楽しかったzoom飲み会が一瞬で途切れてしまうような。
確かにそこにあったのに、存在感だけを残して行ってしまうという「儚さ」がこのお酒にはあります。
商品詳細(オンラインショップへ遷移します。)