酒造米の磨き具合をあらわす言葉に「精白」と「精米」がああります。
この言葉、ちょっと紛らわしいので、説明します。 精白とは、文字どおり米を磨いて
白くすることで、その割合を精白度といいます。たとえば40%精白といえば、
糠が40%で、米が60%を示します。
これに対して精米とは、磨いて残った白米のことを指し、その割合を精米歩合
といいます。精米歩合は、白米の重量を玄米の重量で割り、100を掛けて%で
あらわしたもの。つまり、精米歩合40%といえば、米が40%で、糠が60%という
ことになります。
このことからもわかるように、精白度と精米歩合とでは、そのあらわす内容が
逆になります。精白=精米と思い違いをする人も多いので気をつけたいところです。
メー卜ル法施行以後、酒造用語の整備が行われ、米を磨く度合は精米歩合で
あらわすようになりました。いずれにせよ、精白度は高く、精米歩合は低くすることが、
高品質の酒を造る条件です。
特定名称酒の吟醸、大吟醸の、区別の尺度にもなっています。
当店に、精米歩合28%の米のサンプルがありますので、ごらんになりたい方は
お申し付けください。
精米と精白とはどう違う?